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神経ブロック療法

日々、坐骨神経痛の症状と戦っている人が意外に多いことに驚かされます。
治療をすすめても劇的に症状が軽くなったとか、これを試したら一発で完治した、などという話はあまり出てこず、どんな方法がもっとも効果的なのか悩んでいる人がほとんどです。
坐骨神経痛は地味に、でも確実にその人の生活をおびやかしているのです。

薬を服用し、コルセットや運動などの理学療法でも症状の改善が見られない人が、「これはどうなのかな」と気にしているのが神経ブロック療法です。
「ブロック」とは頭痛薬のCMなどでもよく聞きますよね。
神経ブロック療法もその名の通り、神経やその近くに局所麻酔を注射して、神経の伝わりをブロックしてしまう方法です。
神経ブロックの注射をすることにより、痛みを抑えたり血液の流れをよくして障害部分を回復させたり、自分で治癒させる力を高めることができます。
抜歯するときの麻酔や、がんの痛みを抑えるためなどに広く行なわれている方法です。
神経ブロック療法は、ペインクリニックなど外来で行なえ、他の保存療法に比べて効果がわかりやすい、という人が割に多いです。

「がんと同じ治療?」「神経を麻痺させるの?」と期待半分、恐怖感半分という人もいるかと思いますが、坐骨神経痛の治療に使うのは低濃度の少量の局所麻酔薬で、通常はしびれなどの副作用はないと言われます。
使用後も体内ですぐに分解されてしまうそうです。
慢性的な痛みに何をしてもよくならなかったという人にとって、効果が実感できる治療法として神経ブロック療法が注目されつつあるようです。

 

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